「猫」の大好物と言えば「魚」です。

ROYALEXPRESS  の部屋


ギア比6.3のRoyal ExpressT(4000C相当)のジャンク品を思わず購入!
フットナンバーは「990202」と少し古め・・・
ハンドル周りのパーツが無いのです・・・

あら懐かしい爪の様なパーツ。
昔のバンタムやDAMクイックで見かけたので違和感ないのですが・・・


パーツ表でも確認。インスタントアンチリバース(IAR)が無いのです。


クラッチのオン・オフ機構も板状バネ


パーミングカップ側のシャフト受けは、樹脂と言うよりゴム製?
最も劣化しそうなパーツです。


ウォームシャフトのカバーも黒い樹脂
でも小傷が多く汚れが目立つので交換です・・・


しかし、樹脂パーツが多い!
元々、海用のベイトリールを、安く調達しようとしたのでありですが。。


そして、もう一つフットが折れたRoyal ExpressU(5000C相当)ジャンク品を入手。
フットナンバーは「020205」


インスタントアンチリバース(IAR)はもちろん有ります。


少しだけ新しいとオン・オフ機構もバネコイル状になるのです。。
どっちが耐久性あるんだろう???
でも、もっと新しいのは、分解できない一体型になってますね。


コグホイールも樹脂製の爪。
もっと新しい機種には、はめ殺しがあるのですが、これは取り外し可能です。
板状に見えるのは、パーミングカップ側のスイッチで、糸が出た時に「ジージー」と音が鳴る機構です。
でも、スイッチ・オンだと、ハンドルを回して、糸を回収時も音が鳴ります。
投げ込みエサ釣り時の、当たり確認機構かな?


ハンドル側のパーツが無い4000C相当リールと、フットの折れた5000C相当リール・・・ どうしたものか?

Royal ExpressT(9902)4000系とRoyal ExpressU(0202)5000系のパーツリストを比べてみる。

パーツリスト

赤色マーカが、Royal ExpressT(9902)4000系とRoyal ExpressU(0202)5000系で同じパーツ。

4000系と5000系なので、スプール、シャフト、ウォームシャフトが異なるのは当然。
また、Royal ExpressT(9902)4000系には、インスタントアンチリバース(IAR)が無いので、ハンドル側のキャップや、ギヤシャフトの形状が異なります。

念のためRoyal ExpressT(0202)4000系とRoyal ExpressT(9902)4000系のパーツリストを比べると、フレームとスプールが同じ!!

もしやと、Royal ExpressT(0202)4000系とRoyal ExpressU(0202)5000系のパーツリストを比べると、ハンドル側のパーツが全く同じ。(黄色マーカ)
RoyalExpressU(0202)5000系にはパーミングカップ側にラインアラームスイッチがある以外はこれまた同じ。

まとめると、Royal ExpressT(9902)4000系のフレーム部分(ウォームシャフト、スプール及びシャフト含む)に、ExpressU(0202)5000系の両側カップが収まる のです。
A=B、B=C なので、A=C と言うことです。。

アンバサダーはパーツの互換性があるとは聞いていましたが、ここまでとは・・・
おかげで、不足のパーツを購入するより安く一つのリールが完成です。

今回はパーツの一部が無い4000系と5000系リールを合体しましたが、古いリールは同じような事をしてる人は相当数いると思います。
つまり、フットナンバーはあくまで参考で、実際は開いてパーツリストと比べてみないとオリジナルかは分からないのです。

でも、Royal Expressは樹脂パーツが多用されていて、少し引きますね・・
スプールも樹脂!(軽いけど良く回るとは言えないなぁ)

人気のない安いアンバサダーリールのパーツを、他の番手のリールに移植するのはありですね。。
特にロイヤルエクスプレスの6.3:1ギアは対象魚によっては魅力的!!
フットナンバー「0203」「0202」「0201」「0200」は移植でき、「0200」より前は移植困難ですね。
具体的にはメインギア「21273」、ピニオンギア「21274」、ピニオンギアを受ける樹脂ブリッジ「20664」を移植すれば高速化!!

UC4600C Real2Deal2にも、6.3:1ギア比の「PLUS」があったので、安いジャンク品があれば組んでみたいですね・・・

ロイヤルエクスプレス改(左右のカップはRoyal ExpressU、真ん中部分はRoyal ExpressT)


■ベアリング交換

北日本精機(EZO)SMR104ZZ(内径4mm×外径10mm×幅4mm)に交換です!


■コグホイール交換

アブ ガルシア用のダブルベアリング(出っ張り部分と反対側の2個のベアリング)が入ったコグホイールに交換です。。。
コグホイールが上下にがたつくので、シムをコグホイールの下に1〜6枚入れて調整します。



アブガルシア用 ダブルベアリングコグホイール



■ウォームシャフト交換

ダブルベアリングのウォームシャフトに交換です。
1個は鉄製のベアリングとの事で、片側のベアリングをNTN製のステンレスF-W683ZZ1(内径3mm×外径7mm×幅3mm)に交換です!

キモは、エンドに入れる真鍮のシム1枚。(メーカー仕様が変更になり別売り)



ア ブガルシア用 ダブルベアリングウォームシャフト



ブ ウォームシャフト BBブッシュ20639



■グリスアップ
最後に「高性能ギアグリス」でグリースアップして終了です。。

IOS FACTORY(IOS FACTORY) ギアグリス



ベアリングが最初から2個、プラスでコグホイール×2、ウォームシャフト×2で・・・
6Cかな?!

因みに#23403 クリックアンドコグも買ってみたが、形状が異なる!
オリジナルは爪があり、カチッと入る。
OEM品は入りません。。加工が必要なので今回は交換をやめました。


ここまでやったけど、少し回転が悪い・・・
色々と試してみながら確認すると、シャフトと他の部品との相性が悪い・・・

試しにメカニカルブレーキの逆からシャフトを刺して、兼ね合いを見る。
随分と窮屈なので、溝とシャフトを最終仕上げ用のサンドペーパーで磨く!!


ピニオンギアと接触するシャフトの出っ張った部分も同様にペーパーを掛ける。
削りすぎは問題なので、一番調子の良いリールの兼ね合いを確認しながら、同様の擦れ具合にしていくと・・・・
快調です!!!


よくアンバサダーは使っているうちに当たりが出て、調子が良くなると聞きますが・・・
最初から不要なグリスを取ったり、色々な部分を研磨する事で、快調なリールに変身する事が分かりました。
手間を掛けて調整する前後は、まったく異なるリールと言っても良いほどです。
て言うか、メーカー出荷時の調整が適当なのんでしょうね・・・


■ギア比変更

元々のギア比は6.3:1
メインギアの歯数が 63
ピニオンギアの歯数が 10



MAG-Xとメインギア、ピニオンギアを交換したRoyal Expressは
ギア比は5.1:1
メインギアの歯数が 63
ピニオンギアの歯数が 12